私は生理痛でこんなに辛いのにこんなに近くに別世界作らないでちょおだいよぉ

むるっちが動けないのは毎月のことなので，子供たちは「お腹痛くて動けないの？」と確認するや否や，私に構うことなく，むるっちの傍でままごとなんかをしながら静かに，しかも，とても陽気に，とても楽しそうに遊び出す。

確かに愚図られるよりはまし。でも，私はこんなに辛いのに，奴らはなんでそんなに楽しそうなんだろう？私はどうして楽しくないんだろう？と，生理痛のために腐った頭でぼーっと考えてしまうのであった。

彼らが別世界を作って，楽しそうに遊ばなかったら・・・それはとても困るのだけど，腐った頭では，そこまで分からないのだ。そして，生理痛が去った（もしくは人間に戻れる程度の痛みやだるさになった）ところで，「あーいいこで遊んでてくれてありがとう」と話し掛ける。すると「あー，治った？　よかったよかった」と，子供たちは手を取り合って喜び・・・その後は，また，いつもの反抗期地獄へと状況を戻していくのであった。