お母さん　ばか

しょうは現在３語文が出てきている発達段階。語彙数もかなり増えてきている。もちろん幼児なので、発音不明瞭なこともあるし、メタテイシスもかなりある。メタテイシスってのは文法用語で「とうもころし」とか「おじゃまたくし」とか音が入れ替わっちゃうこと。これがくせものなのだ。

先日ハロウィンパーティーの準備にお菓子袋を製作中、しょうがいきなり一言。

「おかーたん、もーこり、こあいねぇ」

あ？　そう。蝙蝠が怖いってことね。気が付くのに、ちょっと時間が掛かってしまった。その話をお父さんにすると「こうもり」としょうに訂正を入れる。しょうはにっこり笑って「もーこり」と返す。何度やっても「こうもり」とは言えないらしい。お母さんとしては面白いんでほっておきたい。

が、そうも笑っていられない事件が本日勃発。

おもちゃの片づけをしていたお母さんの後ろで、しょうが一言。

「おかーたん、ばか」

はいっ？　むっとする気持ちを抑えながら振り向くと、彼はカバの形のメモパッドをもって遊んでいたのだった。

いくら語彙が豊富になったとはいえ、お母さんに向かって「ばか」は止めてくださいね。