いくつでおしまい？

夕食を食べていると，なこが突然こう言いました。

「ねぇ，お母さん。いくつまで数えたらおしまいになるの？」

えっ？　いきなり何をおっしゃるやら，と思ったむるっちは彼女の意図を尋ねてみました。すると・・・

「だってさぁ，なこはさぁ，３才のときは１０まで数えたでしょ？　今は４才で２０まで言えるの。なこがずーっとずーっと大きくなって，お父さんくらいになったらおしまいになる？」

ん？　たぶん，これは（お父さんくらい大きくなるまで覚えつづけていったら，数字を全部覚えてしまえるのか？）という意味だと踏んだむるっちはこう答えました。

「数に終わりはないのよ。例えばね，なこのクラスは何人？　○ちゃんと△ちゃんと□くんとぉ・・・これで１９人でしょ？　で，年中さんが何人いるから（省略），それから○先生と△先生と（省略）・・・ほら，これで１１２人でしょ？　他にお友達，ラボの子がぁ，○くんと，△ちゃんと・・・ほらもう１３０人なの。全然，終わらないでしょ？」

ふっ，あたしってばかっこいい～と思ったのもつかの間，４才の子供には「終わりがない」ということは理解できないので，えっらい目に合いました。もう，面倒だ。そんなら全部覚えてくれ！って感じです。はぁ。