しょうの入浴

土日はお父さんにお風呂係を譲ります。平日の分のスキンシップの時間を取り戻してくださいねってな気分です。

お父さんが子供に声を掛けることで，彼らの入浴タイムは始まるのだ。

お父さん「はい，脱いで。お風呂だよー」
なこ「はーい。お父さん，今日，髪の毛洗う？　洗わない？」
しょう「ね，しょうちゃん，えーんって泣いてもいい？」

お父さんはひるまない。全く無視して「はい，脱いで脱いで」。

その後，バタンとお風呂の扉を閉める音がして，シャワーの音が聞こえてくる。そうかと思うと，今度は楽しそうな声。あー遊んでるのね。楽しそうだ。一緒に入りたいなという気もしなくもないが，ま，この隙にいろいろすることがあるのよ。

さて。今度はまたシャワーの音。どっちの洗髪かなぁ？

「あーやめてぇ。えーん」

しょうだ！　律儀に泣かなくてもいいのにねぇ。しばらくして，彼が叫ぶ。

「はやくー，しょうちゃんをながしてー」

あ，まだ石鹸ついてたのね。

「もうでるー」

あ，やばいやばい。まだ片付いてないのに，出てくるのか。ちっ！

「おかーさーん。しょうちゃん，でーたーよー。きれいなった？」

うん，きれいきれい。にっこり。はい，パンツはいて・・・

「しょうちゃんねー」

はいはい？　はい，ズボン。

「えーんって泣いたの」

ふーん。はい，シャツ。

「そしたらねー。お父さんねー，すぐだからって言った」

ふーん。それで，しょうちゃんはどうしたの？　ボタン留めるから，じっとして。

「でねー，またえーんって泣いたの。」

はい。着替えお仕舞い。ごくろうさん。