ソリティア

３歳を過ぎたあたりから，マウス操作が俄然上手くなったなこちゃん。現在のマイブームは「ソリティア」。

「おかーさーん，カードやりたいー。パソコン立ち上げてもいいー？」

静かにやってくれるならＯＫだよ。だって，パソコンは散らからないからね。そういう思惑を知ってか知らずか，喜び勇んでパソコンに向かうなこちゃん。

「おかーさん，このぉハートはどこに行くの？」 「この葉っぱ（クローバー）は？」

元々トランプをよく理解してないなこちゃんの「カード用語」はちょっと理解するのに時間がかかる。ハートは「ハート」又は「キティちゃんのと同じやつ」とも言う。クローバーは「葉っぱ」，ダイヤは「四角」，キングとジャックは区別なく「王さま」とか「おじさん」，クイーンは「女王さま」。しかも数は１０まで言えても，きちんと理解できているのは５まで。だから「スペードの８」なんて言うと，もう最悪。だから「これは，ここの上で，ここはこれの上，次開けて」みたいな指示しかできない。

でもマウスは使えるので，ドラッグ＆ドロップやクリックは平気でこなす。

いいかげん説明するのが嫌になってくるので，むるっちは途中で取り上げて順番に積んでおき，後はなこが絵柄ごとに１から順に積むだけにしておく。すると，なこはひとりでマウスを掴んでずりずり引きずりまわしてトランプを積んでいく。

「おかーさーん，カードがうさぎみたいに踊ってるよぉ。見て，見て。ほらぁ。」 見に行くと，画面中をトランプが跳ね回っている。全部積めたらご褒美に見せてくれるのよ，なんて教えたのが大失敗。

それから「ご褒美」が見たくて，ソリティアをねだられる。お母さんはなこちゃんを一人で遊ばせるためにソリティアを教えたのに，数字が読めなきゃ意味ないじゃん。あぁ，マウスが動かせても，数字が読めなきゃパソコンもできないのか。でも，数字が読めなくて当たり前のなこちゃんは，今日も果敢にソリティアで遊んでます。早くひとりでやってくれー。