昆虫の名前

なこの園バスの降車時間に合わせて，３０分程度の散歩をしている。降車場所までは子供の足で５分程度だが，しょうが，こっちで草をむしり，あっちで階段に座り・・・で，結果的に３０分経過してしまう。降車時間があるので，散歩がそれ以上になることがないのがむるっちにとっては救いである。

その３０分間。何をしているのか？疑問に思われるでしょう。

実は，彼。蟻を追いかけて，踏み潰す，それだけで２５分。残りの５分は移動時間。でも，蟻の巣を見つけて，出てくる蟻という蟻をすべて踏み潰して喜ぶ我が子を見ているのは気分が良くない。それで，むるっちは植物で遊ぶことを教えてみた。さやえんどうみたいに小さな豆が入っているものを剥いて，豆を跳ねかして遊んだり，クローバーの根元をつついてダンゴ虫を探したり・・・

そして一月経過。今まで「あり」と「むし」しか知らなかった彼にも，新たな昆虫ワールドが広がったのだ。でも，そこはしょうちゃんのこと。きっちり笑わせてくれる。

「へびがいる！」と仰け反りながらも懸命に指し示すしょうちゃん。えらいじゃん，と引けた腰で覗いてみれば「ミミズ」。「ミミズだよ，これ」「みずる？」

朱色のアブラムシ（名前なんだろう？）が，クローバーにびっしり付いてた。むるっちは気持ち悪くて見てただけ・・・そしたら「きれーだね，てんとうむし」だって。違うってば。

赤いからテントウ虫だと思ったのかな？なんて好意的にとってたら，翌日はダンゴ虫を見て「わぁ，てんとうむしだ」って棒でつついてる。

スーパーに「昆虫飼育用のプラスチックケース」が売られているのを見て「おかーさん，ありがいる，ありだよ，ほらぁ」って。よくよく見てみれば，カブトムシとクワガタムシ。いくら黒いったって，そりゃアバウトすぎるよ。全然だめじゃん。

虫大嫌い，小動物大嫌いのむるっちとしては，精一杯お付き合いしてるんだから，もうちょっとなんとかねぇ・・・。