むるっち（お母さん）
２００２年２月
むるっち，毎晩口説かれています。しかも相手は息子。なっさけねー！
なこは幼稚園疲れでさっさと寝てしまうのに，奴はお昼寝のせいでなかなか寝られない（いや，寝たくない！に決まっている）。
それで枕を並べて同じ布団に，しょうとむるっちが寝る訳です。「おかあしゃん，かわいいから，だいしゅきよ。にっこし。そいでさー」と口説きから始まり世間話へ持っていく訳です。で，こっちの眠気が覚めるまでしゃべり続ける。しょうがない，相手をしてやろう。しょうの方へ向き直り「お母さんもしょうちゃん大好きよ」と言った途端・・・
「もう，寝ようよぉ。おやしゅみ。おかーしゃん」
２００２年１月
「もったいない！ちゃんと食べなさい！」が，最近のむるっちの口癖です。
先日，なこがお餅を食べながら言いました。
「お母さん，味見していいよ。これ，すっごい美味しいから！」
あ，そう？ そう思ってほんの一口だけ齧ってみました。すると更に・・・
「いいよ，もっと食べても。大人なんだから」
あ，そう？ じゃ，もう一口ぱっくしと齧ってみました。
「いいよいいよ，もっと食べて。なこ，もうお腹一杯だからさ」
・・・敵の作戦勝ちか。ちっ。
２００１年１２月
ちょっと用事があったので，義母に子供を預けて２泊で私だけ実家に。その間愚図りもせずにいい子にしていた子供達。帰宅した私に，娘は言いました。
「お母さんが居なかったから，なこがおばあちゃんの手伝いしてお掃除したから大丈夫だったよ！ これでちゃんとお正月になれるから。うん。気にしないで・・・」
んっ？ 何をしてくれたのかなぁ・・・気になるわよ。ちょっと！
２００１年１１月
ちょっと幼稚園に用事があったので，スカートを穿きました。息子は「あー，スカートだ。かわいいねぇ」と言いました。その後，スカートに潜り込んで「しょーちゃん，いないよぉ」と言いました。叱ったけど。
ストッキングを穿きました。息子は「はいてないみたい」と言いながら，なでなでしてました。帰宅後脱いだら「もう要らないの？ 頂戴ね」と言いました。あげなかったけど。
化粧をばっちりしました。息子は「あー，おくちべだ。かわいいねぇ。おかあさん，大好き。ちゅっ！」と言いました。化粧を落としたら「あ，きれいになったね？ すっきり？」と言いました。ため息が出ちゃったけど。
私は・・・何と答えたらいいのか悩む毎日です。
２００１年１０月
先日，子供がいたずらするので「いやっ！」と思わず叫ぶと，しょうが「あー，おかあさん，はんこーきだぁ・・・」と，嬉しそうに笑いました。
ふんっ！反抗期じゃないもん！！
２００１年９月
夏休みが終わってしまいました。
別に私の夏休みではなかった（言うまでもなく，なこの夏休み）のですが，休みの間，ずっと祖父母と一緒だったので，育児＆家事も夏休み・・・
あぁ，夏休みが終わってしまいました。
２００１年８月
ＨＰの認知度が急に上がって，とても嬉しい反面。皆に馬鹿受けしているのが「むるっちメール」だというのがちょっと複雑な気持ちです。
あれは「だんな作」ですが，ネタはむるっちです。うーん，だんなの編集能力が高いというのもなんだか悔しいし，むるっちのもともと普通に送ったメール自体がそんなに面白いというのも納得できない・・・
誰か説明してください。
２００１年７月
最近，娘に説教されることが増えてきました。
だんなさんに言わせると，娘や息子に注意をしているときですら，負けているそうです。
あぁ，もう！
２００１年６月
生理痛で苦しんで寝てました。
娘は「お母さん大丈夫？ なこはあっちで遊んでるから寝てていいよ」と言いました。息子は「しょーちゃんも気持ち悪いよ。頭も痛くて，お腹も痛い。お腹すいた。牛乳ちょーだい」といいました。私は「お父さんに言いなさい」といいました。
その日の午後。子供たちがままごとをしていました。
しょう「（なこに向かって）おかーさん，牛乳ちょうだい」
なこ「もう，お母さん忙しいの。お父さんに言いなさい。もう！」
あぁ・・・
２００１年５月
幼稚園に入れちゃえばＯＫぐらいに思っていたのが大間違い。
「眠くて行けない」（１１時間も寝てるのに）
「お母さんのお弁当じゃないから行きたくない」（給食，美味しいって言ったじゃん）
「体操の日だから行きたくない」（その気持ちは分かるから黙殺させて）
毎朝ぐずるなこを送り出すと，今度はもう一匹（猿だと本人が言う）が愚図る。
「よーちえん，いくのにぃ」（公園のことも幼稚園って言うくせに）
「とんねるですわって，なこ，待ってようよー」（今から５時間も待つのは勘弁してよ）
「ごはん，まだぁ？ お腹すいたよ，もう」（さっき食べたばっかりでしょ）
なんとかやり過ごして，お迎えに行くと，疲労困憊のなこが愚図り，昼寝を済ませたしょうが元気に跳ね回る。
それにしても。世の中，思い通りには行きませんねぇ。
２００１年４月
むるっち，東京からの快速の中でポシェットを忘れました。乗り換えの各駅停車を待ってるときに気が付き，駅員さんの迅速な対応により，３０分後には手元に戻りました。
旅行帰りだったので，キャッシュカード・保険証・免許証に始まり，現金もいつもの３倍（いつも手持ちが少ないけどさ）はありました。駅事務室で連絡を待ってる間，心臓が「ばっくばく」言ってました。
その間，なこはひっきりなしに私に話し掛けました。「お母さん，忘れるんだから，もう」とか，「見つからなかったら，明日からなこちゃん，ごはん，どうするの？」って。むるっちは３歳の娘に泣かされちゃうとこでした。
２００１年３月
携帯の着メロ替えました。電話だと「ジンギス・カン」が，メールだと「今日の料理のテーマ」が鳴ります。
だんなさんが「今日の料理」に歌詞をつけました。
♪脳みそ食べたらこんばんわ～あっさりしてるね案外と
♪脳みそ食べたらこんばんわ～血も出ないのね～
これが子供に受けまくり。メールが届いたあとは，必ず歌わされるむるっちの気持ちを，だんなさんは知っているのでしょうか？ もう少し，教育に良さそうなのを望みたいのですが。それは贅沢でしょうか？
髪も切りました。今回，子供たちは何も言いませんでした。「かわいいね」と言ったのは，だんなさんだけでした。私がこのパーマはいまいちだということを切々と訴えると「あー，それ分かる気がする～」と。やはり似合わないのでしょうか？
２００１年２月
朝，泡立てた洗顔料で顔をマッサージしていたら，息子に「おかーたん，かーいー（かわいい）ね」と言われた。どういうことだろう。
化粧をし終わると，また息子が「おかーたん，かーいーね」と言う。
調子に乗って，「お化粧したお母さんとしょうちゃん，どっちがかわいい？」と問うと，「しょうちゃん！」と即答された。かなしい。
２００１年１月
左の眉毛がはげた。おでこのすぐ上もちょっとはげた。眉間のしわどころではなくなった。でもすでに生えてきた今。また眉間のしわが気になる。
髪を切った。息子に「かーたん、かーいー（かわいい）ね」、娘に「おかーさん、いいんじゃない？」と言われた。ちょっと照れてしまった。だんなには「お母さん、かわいいね。似合う。いいじゃん」と言われた。うーん・・・親子揃って台詞が同じとは。
２０００年１１月
皆が三十路の川の向こうから手招きしているという幻覚を良く見る。
眉間に刻まれた深く哀しいしわは、化粧をしても隠れない。結婚したころはなかったような気がする。毎日怒りすぎかも知れないと思いつつ、今日もまた子供を叱り付けている。